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"JI・KO・MA・N"~撮りたいものを

デジタルって・・・

世にCDプレーヤーが登場して20数年。
デジタルに音の違いはない、とかデジタルは音が良い、
とか当時は言われていたようだ。
アナログレコードやカセットテープに比べるとノイズも無いし、
再生機によってソフトとハードの相性もあったり
してなかなか思うような音が出てくれない!なんてことはよくあったと思う。
デジタルには基本的にそんな事はない。
ヘッドアジマスのズレで高域がこもったり・・・なんて事も一切ない。
音が出るか出ないか、そのどちらかしかない。まさに0と1だ。
デジタルって・・・_b0112661_2341641.jpg
SONY CDP-553ESD(1986年頃 150,000円)
CD第一世代のひとつの完成形だと思う。
16年くらい前に中古で買ってきて以来の付き合いになる。
低域が図太く、芯の太い音が出てくるプレーヤーです。
積んでいるDACがPhilips製で
Philipsの音でもあるのだろうが、その前に典型的な『SONYトーン』だと思った。
その頃使っていたプリメインアンプ
(SONY TA-F333ESXⅡ 1987年発売 79,800円)も
同じ音色が出ていた。
変なキャラクターをもたず、クッキリハッキリ再生する!というSONYトーンは
硬い音だ、と言われることが多かったと思います。
小学校時代の恩師宅で見た552ESDが忘れられず、
SONYのメカメカチックデザインに憧れて553ESDを
手に入れて今に至っています。
自分の中にあるリファレンストーンは今でもSONYです。
SONY、好きなんです!
理想とする音質傾向とは少し違うけど・・・。

この時代のオーディオ機器は性能はヌキにしてモノがいい。
とてもしっかり造り込んである。ある意味非効率だけど。
でもそこがいいんです。
昔の銀塩フィルムカメラにもおんなじ様なオーラ?を感じてしまいます。
だからかな?オーディオ好きにはカメラ好きが多いような気がします。
553ESD、今でも故障無く動いてくれています。
by soh_mune | 2007-09-07 23:29